役者になりたいと、思っていた(いまもちょっとそう思っている)

役者になって舞台や映画やドラマで、憧れの役者さんたちと一緒にお芝居をするのだ!待っていろよ~~、みたいなことをいつも考えていた。

だけどそれって、自惚れているだけだよなあ。

高校生活最後の公演でいろんな人からたくさん褒めてもらって、それで、調子乗ってた。「あなたの才能がみれてよかったよ」「いい声しているよね」「色気があって素敵でした!」

どれも嬉しい言葉ばかり。でもね、これらの言葉に甘んじてはいけないのだよ。

役者の私ではなくて、役がよかったのかもしれないし(何考えてるのか分からなくていつも煙草を吸っているおいしい役だった)

自分の才能を信じることと、自分の才能に自惚れてしまうこととは、まったくもって違う。どけどこの2つは、とても混同しやすい。

前者は客観視できる力と覚悟がないといけない。そして、それができないと後者のようなことになり、きっと、夢をだいなしにしてしまう。

はたして私には、客観視できる力と覚悟があるのだろうか。ないのだったらやめたほうがいい。夢は夢のままで、美しい思い出になったほうが、いい。